今、人類は欲望拡大のためにパンドラの箱を開けてしまったために、あらゆる人間の不幸と悩みが世界に広がったと言っても過言ではないと言えます。しかし、箱の底に残っていたのは「希望」であったのです。
 文豪ゲーテは「希望は第二の魂である」と、また「心をよみがえらせる泉は、自分の胸中から湧いてこなければ心身をよみがえらせることはできない」と言います。ヘレンケラーも「希望は人生を成功に導く信仰である」と明言しています。
 NPO「智慧の和」PanaLinkは、人々の心に、大いなる希望の種子を蒔き、薫発しゆくために設立したものであります。そして、英知ある人々をネットワークして、人間交流の場を形成してまいりました歴史があります。
 設立当初より尽力されました故、下村澄先生の意志を大切に受け継ぎ、進展してまいります。トーマス・カーライルは「経験は最良の教師である。ただ授業料が高い」と言いましたが、経験は決して甘い教師ではないのです。情容赦なく犠牲を要求するものであります。ひどい目にあったとき“高い月謝を払った”と嘆くこともありますが、ものごとに熟練するにもやはり長い時間の不断の努力という代償が必要なことも事実です。そういう長い時間と大きな代価なしに知識や技術を得ようとして教育を受けますが、身にしみて痛みを感じる授業料を払わなければ、本当の経験の肩代わりにはならないのであります。現代は応々にして、知識と情報で動くことが多くなり、経験知は軽んじられている傾向があり危惧するところです。
 しかし、経験はすべての知(智慧)の根本であり、それを忘れるとひどいしっぺ返しを受けることになります。“学問なき経験は、経験なき学問にまさる”といわれるものそのためであり、学校の優等生が実社会において、その通りにうまくいかないことがあるのも是非もないことであります。
 レオナルド・ダ・ダビンチは「知恵は経験の娘である」「私は経験の弟子である」と言っております。ゆえに「智慧の和」PanaLinkの氏名は多くの体験価値(経験知)を結集して、人びとの意識を高め、確かなる英知を人と社会にひろく生かしていくことにあります。
 人類が頼れる最後の資源は、生命に内在する尊極なる資算(英知)のフロンティアであります。現代世界が陥っている袋小路から人類を脱出させてくれるものは、この人間に内在する能力の活用しかないのです。私たちは、日常の身近なところから、仕事や人間関係に直面するあらゆる問題に対して、愛を先導者として「智慧の和」の英知の炎を点火して、人々の希望の地平を拓き征くことを実践してまいります。
 希望は未来の大空に羽ばたく翼であり、魂のエンジンであります。
 希望は常に出発であり、人を強くし、希望は人を賢明にするものです。みなさま各位の参画をお願い上げます。 平成22年7月吉日
                 理事長 一色 宏

 会員の連帯の輪こそ、智慧の和意識の揺藍である。会員全体が目標に向かって飛躍を図り、私たちに課せられた課題と条件を認識し、自らの行為に対してより一層の責任感と使命感をもつこと。

 我々は、各種の協同体と組織を智慧の和に融合することにおいて相互に協力する。

 我々は、相互信頼を第一とし、尊敬と互恵の精神を基本に絶えず情報や知識を交流させ、使命の枠を広げて、人類的価値を創造していくことを目的とする。

 人間に感動と歓びを与える美の価値と共生の経済的豊かさを与える利の価値があるが、この二つの価値を愛と知恵によって人々の幸福のために役立てる善の価値を創造して、智慧の和の共生ネットワークの下に集約する。
智慧の和 Pana Link<シンボルマークについて>

「智慧の和」PanaLinkのシンボルは、広く(知・情・意を含む)心・愛情・良心を表微したものであります。
西洋では、Heartは第一に愛を表し、隣人愛や人間愛、神への愛を表します。また、愛情、温情、検診、自己犠牲や信念、正直、敬虔さらに勇気、親切、寛大、誠実、理性、知性を表すものです。
東洋では古来より「心こそ大切なれ」「心の財第一なり」また「心は巧みなる画師のごとし」と仏典にあります。
このシンボルの大きな特徴は、3つのHeartがリンケージしているところにあり、自然(環境)の心と、社会(他者)の心、そして人間(自己自身)の心が美しく連関して、身体と精神の調和、人と人の愛情協和、自然と人間の共生と調和を象徴したものです。
3つのPanaLinkは三学、三智、三徳などを表し、他にも、三正、三業、三宝や天・人・地、真・善・美、三位一体を明示しています。このスリーハートに象徴される意味を包摂し、万象の共感を呼ぶ心の連帯と、智慧の和によって価値を創造していくことをシンボライズしたものであります。
 
 
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